海外に送金する時には制限額など様々な決まりがある

海外に送金する時には制限額など様々な決まりがある

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海外に留学している子供がいて、その子に仕送りを送りたいという時に、知っておくべき海外送金の決まりがあります。特に制限額と手数料のことはしっかりと知っておき、考えておかなければ損をすることもあるので注意しましょう。

海外送金の制限額とはどのようなものか

まず、海外送金の時に発生する制限額という制度を紹介します。制限額とは、一定期間内に海外に送金できる上限額のことを指します。そして面倒なことに、制限額は送金の方法によって変わってきます。テレビ窓口で送金手続きを行う場合、制限額は1度につき500万円です。また、インターネットバンキングで行う場合は1度につき100万円、さらに1日あたり200万円、1ヶ月あたり500万円となっています。それに対し、外国送金取り扱い店の窓口で行うと、制限額は無くなります。大金を送りたい場合は店頭の窓口で行うと自由に送金できるということです。

送金には別で手数料がかかってしまう

次に海外送金の手数料を紹介します。これも円貨建てで送金するか外貨建てで送金するか、また窓口でやるかインターネットバンキングでやるかに量が左右されます。まず窓口で行う場合、海外送金手数料と関連銀行手数料が必ずかかります。海外送金手数料は4000円、関連銀行手数料は2500円の合計6500円かかります。これに加え、円貨を円貨建てで送金する時は送金額の0.05%の円為替取引手数料がかかり、外貨を外貨建てで送金する時には送金額の0.05%のリフティングチャージがかかってしまいます。基本的にこの三つの手数料がかかります。

手数料を安く済ませる方法がある

しかし、円貨を外貨建てで送金する時には、三つ目の手数料がかかりません。つまり6500円の定額で送金できるということです。さらにインターネットバンキングで送金手続きを行う場合、窓口でやるよりも海外送金手数料が500円安い3500円になり、窓口で手続きするよりも安く済ませることが出来ます。以上のことから、海外送金の時に最も手数料を安く済ませることが出来る方法は、インターネットバンキングで円貨を外貨建てで送金することです。また、受け取る側にも手数料がかかります。これは被仕向送金手数料と呼ばれ、1500円かかります。

まとめ

まとめると、500万円を越える金額を海外に送金したい場合は、制限額のない窓口での手続きをし、それ以下の金額を送金したい場合は、インターネットバンキングで外貨建てで送金すると手数料が安く済みます。このように、場合に応じてやり方を変えるようにしましょう。

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